イラストレーターleolio 『歩こうの会 おざな(Ozana)』 -65ページ目

笑子さん。


A「あれ~?こけたの~?」
B「見事なこけっぷりだったわね。」
C「見てたわよ~、うふふ。」

A「凄かったね、二・三秒宙に浮いてたんじゃないの?」
B「私、ムーンサルトかと思っちゃった。」
C「こんな御時世にマンガみたいなこけ方したわね。」

A「厨房から丸見えだったよ。」
B「私も運んでた料理を置きっぱなしにして出てきちゃった。」
C「私はレジしてたの。お客様にまだお釣り返してないわ。」

A「ほら、見てごらん。レストランのお客様もみんな見てるよ。」
B「あら、やだ、あのお客様ったら口開けっ放し。」
C「あの方は携帯電話のカメラで撮ってらっしゃるわ。焼き増ししてもらおうかしら。」

A「えへへ、手を貸して欲しい?」
B「うふふ、バックの中身もぶちまけ過ぎよ。」
C「頭打ってませんよね?」

A「ほら、手出して。」
B「滑っただけよね~。」
C「わざとにしては凄い音がしてたわ。」

A「ハンバーグがきっと焦げてるよ。」
B「お客様もきっとお腹をすかせてるわ。」
C「お釣りはまだよ。」

A「いや~、いいもの見せてもらったよ。」
B「今日はいい日だわ。」
C「おいしいわね、あなた。」

A「今日の俺いいことあるかも。」
B「記念ものね。まさにアニバーサリー。」
C「カメラどこ?」

A「また、こけてね。」
B「ええ、是非また、こけてね。」
C「こけちゃってよ。」

A「どうだい、店内でこけてみないか?」
B「それいいわ、来てよ店内。」
C「私の下よ。」

A「カモン!店内!」
B「一緒に働きましょ。」
C「料理ぶちまけたら首よ。」

A「こけてよ!」
B「こけて見せてよ!」
C「ようこそ!ジョナ●ンへ!」

A「とにかく、」
B「そうね、」
C「ようこそ!ジョナ●ンへ!」

A「きっと今頃ハンバーグ黒こげだろうなあ。」
B「きっと今頃お客様はカンカンね。」
C「ようこそ!ジョナ●ンへ!」

A「ジョナ●ンでは一緒に働いてくれるアルバイトの方を募集しています。」
B「勤務日数やシフトのことなどお気軽にね、だからジョナ●ン!」
C「ようこそ!ジョナ●ンへ!」


A「あっ今プチって言った。」
B「あなたの携帯電話、道路に飛び出してたのね。」
C「元・携帯電話が道路にあるわ。」


 違うんです。某ファミレスのバイト募集のポスター見てたら勝手に浮かんだだけなんです。
 だって、コックさんのモデルの人とか目が死んでるし。
 背景も青空だし、これって上から覗き込まれているように見えたんです。
 笑顔もイヤミに見えたもんで・・・。


 こけてしまった笑子さん。





一歩前へお願い致します

一歩前へお願い致します。そんな男子トイレ。

チンパンジーオジさん


 とある中心街の宝くじ売り場に並んでいたときのこと。
 小さなボックスのその宝くじ売り場には軽い列が出来ており、私は事前に記入していたロトシックスのシートを持ってその列の最後尾に並んだ。



 並ぶと言うものは退屈なもので、前の方に目をやるとボックス横に男の人が横たわっているのに気が付いた。
 浮浪者こと都会サバイバーの方がいた。

 
 この街の雑踏の中で何も気にすること無く眠っているらしい。
 別にそのボックスの傍にいるからといって対して風が防げるわけでも無いし日の光を防げるわけでも無い。
 ボックスの大きさはたかが知れてる。


 痩せ細りきった体は小柄で歳は結構行ってそうだった。
 格好は工場や匠の手仕事でもここまで染めれないないだろうといった感じに黒ずんだコートを羽織り、これも同様に元は赤と白のストライプだったと思われるニット帽もアスファルトのような色をしていた。

 雨の日も晴れの日も永きに渡りずっと履き続けたと思われる革靴だけが元の黒色を失い白色に変色していた。

 衣服からはみ出て見える手足も「垢って赤いんだな。」と思わせるほど、その肌の色を変えていた。


 よくテントなんかを公園に張って暮らしておられる浮浪者の方とは違い、その度合いが本格的なのだ。
 あの人らは自分なりに暮らし方を見付けてそこそこ生活を成しておられるが、この人は本当に世捨て人のようだ。
 ちょこんと彼の後ろに立っている薄汚れた小さなカートが彼の全てなのだろう。


 
 宝くじ売り場のボックスに添い、胎児のように体を丸めて眠っている。


 ここで眠らなくてもいいだろう。彼には街の雑踏が聞こえていなのかな?かといって街の雑踏を否定したいならばこんなことろで眠らないだろう。公園ならばちょっと行けば幾らでもあるし、物乞いをしているわけでも無い。人々との関わりは断絶したようで何処か関わり続けている。
 人間として生まれて来ちゃったからには、浮浪者になってもなんでも人とは何かしら関わり続けて生きていかねばならない。生きることは人と関わり続けること。


 誰もいない森にでも住んでしまったらこの人は死んでしまうんじゃないだろうか?まあ余計な考えだけどね。



 でこちらも、暇なんで本腰入れた浮浪者のオジちゃんを見続けてたわけです。

 見ていたらオジちゃんの顔が微妙に動いているのに気付いた。特に口。


 よくよく見ていると、唇を開け突き出したまませわしなく動かし続けている。口を開けてキスしているような感じだ。
 オジちゃんの顔のつくりもあるが、すぐさまチンパンジーの動作が浮かんだ。
 チンパンジーが歯を出して唇を開けたり、ときには捲ったりする光景をテレビなりで見た映像が浮かんだ。


 唇はせわしくなく動いている。
 ますますチンパンジーのそれとダブって見える。


 じっと見ていて、そのオジちゃんの胎児のように丸まった姿から、なんだか赤ん坊が母親の乳房を吸っている様子にも見えた。
 オジちゃんの手もちょうど口元あたりにあって何かを据えてるような形をしており、ますますそう見えた。

 痩せ衰えたオジちゃんは当に60歳は超えているだろうか、汚れきった顔とその格好で余計に老けて見える。もうこの社会ではどうしようもない状態下、結局は人間の本来の姿に一歩戻り、見る夢は母親の夢なのかな。



 なんだか辛くなったので並ぶのを止めて駅の方向に足を向けた。
 こちらが勝手に想像しただけの話なんだけどね。


 私と彼の見る夢では、私の見る夢の方が汚れているようで嫌だった。

 とりあえず缶コーヒーを飲みながら帰りの電車が来るのを待った。私には缶コーヒーの方が落ち着くのもなんだかね。


一軒屋洋食殺人事件



 その店の前を通るといつも気にかかることがある。
 なんなら心配しちゃう。


 何処にでもあるような洋食屋。店自体には入ったことは無いのだが、I袋駅からK町の間を通るときには、いつもその店の前を通るのだ。外観はその築年数を表すかのように薄汚れ節々に痛みも見える。というか痛みを一切隠してない。言い方を変えれば「飾ってません、真っ直ぐ商売してます。」とも取れる。
 店先にあるショーウインドーには●●フライ定食など、蝋で作られたような食品サンプルがごぞっと並べられられている。もちろんwith大量の埃&一酸化炭素カス(排気ガス)。
 何年ものですか?今の食品サンプルと言えば塩化ビニールで出来てるものがほとんどだろうけど、ここのはまだ蝋で作られたもののようだ。今はただの黒い塊と化している。それがかつて何だったかを表すのはそのプレート表示のみだけ。火を近づけたら溶けるのかな。

 店の外観も食品サンプルもただ静かに黙してこの店の歴史を語っている。


 しかし黙りんぼなのは店だけでは無い。



 それは店主も同じだった。



 もう一度言う、この店には入ったことが無い。というか正直入りづらい。
 別に店先に、

・会員限定
・一見さんお断り
・事前に断りの無い人お断り
・生半可の気持ちの人お断り
・味の分からない人お断り
・綺麗好きお断り
・油嫌いお断り
・テーブルのベトつきを気にする人お断り
・サービスされて当然と思っている人お断り
・「雑誌置いてないんですか?」と言うおそれのある人お断り
・「コレハフォークデスカ?皿デスカ?」と言うおそれのある人お断り
・「すいません、お箸下さい」と言うおそれのある人お断り
・「コロッケにコーンが入って無いの~?」と言うおそれのある人お断り
・「あっ、会計別々で」と言うおそれのある人お断り
・MY箸持参お断り
・カキフライにケチャップかける人お断り
・なんでもソースの人お断り
・気安い人お断り
・カウンターの向こうを覗こうとする人お断り
・私生活を覗こうとする人お断り
・時事話で同意を求めてくるような人お断り
・B-BOYお断り
・A-BOYお断り
・C-C-Bお断り
・おふくろの味を求める人お断り
・コロッケを尊敬してない人お断り
・マスコミお断り
・もちろん写真撮影お断り
・ネタにするおそれのある人お断り

なんてことは一切書かれていないし、「会員限定」「一見さん」以外の上記のこと細かいことが書かれていたとしても、私は最後の「ネタにするおそれのある人お断り」にしか該当しない。C-C-Bでは断じて無い。


 冒頭で書いたとおり全然そんな厳しい感じの店じゃない。どっちかと言うとゆるい。ゆるゆるだ。
 店には入ったことはないけど、横スライド方式の自動ガラス扉の向こうに店内の全てが見える。
 そしていつも通るたびに、その店内の様子を見て心配になってしまうのだ。

 その店主の姿を見ると・・・。





 カウンター席にうつ伏して眠っている店主のそのお姿。




 いつどんな時間に通っても、店主と思われるの初老の体格のいい男性はカウンター席にて、こちらに背中を向けてうつ伏せで眠っている。まるで授業中の居眠りの理想モデルみたいじゃないか。またそのカウンター席の奥で誰に観られるわけでもなく、年代物のテレビが独壇場で映されている。


 つまりどういうことかと言うと、まあ客がいつもいないのだ。


 初めてみたときは一瞬目を疑った。「人が死んでる?」とか思ってしまった。背中にナイフとか刺さってないよね?と。まさかコックの衣装のままでカウンター席で眠りこけておられるとは思えなかった。
 

 うーん、最低でも客商売ならばカウンター席で眠るなよ。まだ「只今準備中」の札とかがぶら下げてあって「今は俺の時間」と表記してあるならともかく、思いっきり「営業中」の札がぶら下げられている。
 その自動ドアを抜け店内に入って行ってもこちらに落ち度はない状態だ。
 歳から来る疲労もあるだろうけど、それでもガラスのドア越しに店内丸見えなんだからさ、奥に引っ込んでおくとかあるでしょ?客を待ち疲れたのか?そしていつも待ち人来ずで眠ってしまうのか?

 なんだか不憫にも思える。かつて店主もこの店にも若かりしときがあっただろう。腕一本で行くと一国一城の店を構え、希望とちょっぴりの不安に満ち溢れていた頃が。その頃はショーウインドーの中のサンプルも光り輝いていたことだろう・・・。


 勝手に想像しといてなんだが、その当時と今のこのお姿を重ねるて見ると寂しくなってしまう(当時も知らないくせに)。


 かといって入るのもどうだろう。別に洋食は好きだし、駅から遠いもののここまで店を続けられてこれたからにはそれなりの味があるんだろう(多分)。しかしまあ入りづらいわな。





 もし・・・、




 もしもだよ・・・、




 ここで勇気を出して入ってみたところで・・・、











 気付かれなかったらどうしよう・・・。










 店内に入ってみて店主のそのお姿のポーズがお地蔵さん、もしくは「生まれたときからこのポーズでした。」と言わんばかりに微動だにせずに不動のまま己のままに眠り続けられていたらどうしたらいいんだろう。後ろから揺り起こしたらいいのかな?なんだか民家に侵入した不審者みたいだね、客のはずなのに。



 起こして、





 「えっ、誰?」




とか言われちゃったりしちゃった日にはどうしたらいいんだろう。






 「あっ、初めまして森本です。」





 これは違う。絶対違う。

 食べ物屋で繰り出されていい会話じゃ無い。普通どこの飲食店に入っても店の人の誰かが「いらっしゃいませ!」と迎え入れてくれるもんだ。忙しいときでも入り口で待っていれば店員が来てくれるなりする、それが普通だ。
 こちらは「食べる人」、向こうは「食べ物作る人」として、需要と供給+αひとときの憩いの時間のバランスが取られて飲食店は成り立つものだ。




 ましてや起こして、




 「あーん、もう!いいところだったのに!!」





と、夢のいいところを台無しにされたと怒られちゃったりしちゃった日にはどうしたらいいんだろう?
 「すいません、二度と敷居はまたぎません、肝に銘じておきます!」とペコペコしながらそそくさと退出すべきか?


 お歳もめしてられるようだし、少し本気で(寝)ボケられて、





 「ママ、ご飯。」





とか言われた日には、
 「ちょっと待ってね、すぐ出来るから。」
と厨房に立つべきか?「その無駄な衣装をこっちによこしなさい。」と付け加えて。




 もしくは、こっちが起こす際に、





 「コラ!授業中だぞ!」 





と後ろから叩くべきだろうか?起きてこなくなる恐れもあるのでそれだけは避けたい選択。





 未だに店に入る勇気はつかない。起きておいておくれ。
 それでは来るものも来ないぞ、おやっさん!
 メッするよ。ゲンコでメッするよ。



 まあ入らないけどね



 白いお衣装は白いままだ。






 もしくは、そのお姿が気になって入ったところで、





 「ひかかったぁ!!」



とか言われたら、その初めて見る笑顔に向けてメッしていいですか?





火炎瓶を投げられる

 今日はちょっと忙しいので短めに。
 というか短めに行けばの話だけど。

 でまたニュースネタ。

 昨日があまりにも不憫な子供の話だったので、同情なんて一切要らない頭の悪さピカイチの子たちの話を。



『-警察署駐車場に火炎瓶、少年3人を逮捕 群馬-


 警察署駐車場のパトカーを狙って火炎びんを投げつけたとして、群馬県警安中署などは18日までに、同県内の17歳の少年3人を火炎瓶使用処罰法違反(使用未遂)の疑いで逮捕した。同署によると、少年らは暴走族で、「取り締まりを受け、おもしろくないと思ってやった」などと供述しているという。

 逮捕されたのは、高崎市の大工と、安中市の高校生2人。調べでは、1月30日午前2時半ごろ、同署のパトカーめがけて、ビール瓶にガソリンを入れた火炎瓶1本を投げつけた疑い。パトカーには当たらず、駐車場で炎上した。

 少年のうち2人は、1月下旬に仲間7人で、同署付近で暴走行為を繰り返したとして、今月8日に道交法違反(共同危険行為)の疑いで逮捕されていた。

 同署には昨年夏ごろから、敷地内にバイクで乗り付けて空吹かしをするなどの挑発行為が数回あったという。

2005年02月18日(金)  asahi.com  』


 だってさ。

 「火炎瓶使用処罰法違反」という火炎瓶限定の罪目を初めて聞いた。
 ある「物」に対して使用処罰違反なんてのがあるんだ?そりゃ当然あるわな、取り扱い危険物は世の中数ある。そういえば周りの人のケータイを圏外にしてしまう電波を出せる「圏外クン」とか使っても罪になるんだよね。あれは電波法か?

 ともかくこの子たちは腹いせに、群馬県警安中署の駐車場のパトカーに向かって火炎瓶を投げた上に当たらずに捕まってしまったという話。おマヌケだ。

 「火炎瓶」って響き久しぶりに聞いたな、なんだかオーストラリア製の映画の「マッドマックス」の世界みたいだ。下手に火炎瓶なんか握ってたら引火しうることに。「 俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!ほら手が燃えたぎってる!」てなことにもなり兼ねない。


 もしパトカー炎上を成功させたところで、この子らは喜び上がったのだろうか?
 本当に喜ぶのは、
 「わーい、新車が買える!」というポリスメン。
 「わーい、新車が卸せる!」というTOYOTA。

 またその車も私たちの税金で買うのに・・・。この子らは格好をつけて吸っているタバコも、一生懸命無駄に消費しているガソリンにも税金がかかっていることに気付いてないのかな。
 いくらこの社会に歯向かったところで所詮、歯車の一つなんだから。無茶しなくても・・・。




 なんてね。


 ガキを諭す文章を書きたかったわけでは無く、私は言いたい。








 おしい!もうちょっとだったね。



 でもそんな危なっかしい物じゃなくて、水で良かったんだ。

 火炎瓶なんて古臭いし、なんならそのビール瓶を酒屋に持って行けば10円にでもなったのに。

 普通の水。別に塩水でも、醤油を大サジ三杯ほど入れてみたものでも、アルカリイオン水でも、富士バナジウム明光水でもいいけど、みんなで水入れたバケツ抱えて、署内に入れば良かったんだ。
 群馬県警安中署なんて地方署じゃなくて、有楽町線 桜田門から徒歩1分、日比谷線 霞ケ関から徒歩2分、丸ノ内線 霞ケ関から徒歩2分、千代田線 霞ケ関から徒歩2分の首都警察こと警視庁に。

 人数でゴリ押して、虚ろな目で空中見つめながら「ガスがもれていませんか?ガスがもれていませんか?」とか口走りながら突っ込めば良かったのに。
 まあ当然、鍛えられた組織の力に止められるだろうけど。一人でも塩水or醤油を混ぜた水のバケツを警視庁のパソコンのサーバーにでもかけてくれたら・・・、








 私の指紋のデータが消せるのに!!







 いや、一箇所パアにしたところでデータが消えるとは到底思えないな。
 夜中にうるさく走る暴走族には嫌悪感があるけど、それくらいの彼らの活動には期待する。まあ何も出来ないだろうね。


 ああ、悪いことは出来ないな。

 悪いことしてもいいけど、誰かが泣くようなことするのはダメだな。誰も傷つけない悪いことって無理かな?
 100円玉拾ったり?

 火炎瓶のケースは実は警察も車屋も喜ぶから、もしかしたらいいことなのか?


 ノンノン、逮捕されたらその子達の親が泣きますがな。


 それに人を傷つけるのは、やはり傷つける側もどこか傷つく。

 人を傷つけといて平気な奴には、チョコボールを投げつけたらいい。


 「鬼は外。」
 


朝から殴られる子



 数日前のニュースにこんな記事があった。

 そのまま抜粋すると・・・、



『-あいさつした児童殴る 若い男が「うるさい」と-

 15日午前7時50分ごろ、福島市丸子漆方の市道で、登校中の同市立鎌田小2年の男児(8つ)が、通りかかった若い男に「おはようございます」とあいさつしたところ、男は「うるさい」などと怒鳴り、いきなり頭を素手で殴られた。男はそのまま立ち去った。
 男児は頭部打撲や口の中を切る軽傷。同小から福島北署に届けがあり、同署が傷害事件として男の行方を追っている。同小は事件を受け、児童を集団下校させた。
 同署によると、男児は1人で登校中で、男と面識はないという。登校後男児が教諭に訴え、学校が通報した。
 男は10代後半から20代前半ぐらいで、紺かグレーの上着姿で帽子をかぶっていた。

(共同通信) - 2月15日21時4分更新 』


 あわわ、あわわ、私がこの児童ならもう「おはようございます」が言えなくなるくらいトラウマを埋えつけられていたことだろう。もう金輪際、誰にも挨拶しない。
 確かに最近、子供たちの周辺は物騒な話題が多いけど、これまた理不尽な・・・。

 まだこの子が若者に対して
「おはよう、若いの!まあ俺の方が若いけどな。」
とでも声をかけたのなら1・2メートル飛ばされても納得いくけども、文面を読む限りこの子いい子っぽいじゃない。なのにどうして、ひどい。



 この殴った若い男も朝から何か不機嫌だったんだろうな、

・やれ、彼女にふられたばかり
・やれ、学校・仕事場での人間関係が上手く行ってない
・やれ、学校・仕事場での人気が微妙
・やれ、学校・仕事場で恋焦がれている女性があいつなんかと!を昨日見かけた
・やれ、学校・仕事場に行くのが嫌だ
・やれ、全てが上手く行ってない
・やれ、子供の爽やかさが急に憎らしくなった
・やれ、子供がかわいくなかった
・やれ、子供の鼻水が光っていた
・また、それが朝日に反射してまぶしかった
・やれ、借金で首がまわらない
・やれ、子供が借金取りの回し者に見えた
・やれ、実は子供は「おはようわんこソバ」と言っていた
・やれ、子供の眼差しのボルテージが熱かった
・やれ、「おはよう」と返そうとしたら噛んだ「おはうよ」と
・やれ、それを子供に嘲笑された「見た?あいつ」って
・やれ、下半身に鈍痛があった
・やれ、いつの間にか中国国籍になっていた
・やれ、ラッパーみたいな名前が欲しかった
・やれ、自分で付けてみたものの納得行かなかった
・やれ、俺様気取りが気取れない
・やれ、ディズニーランドに行きたかったけど連れて行く相手がいない
・やれ、一人で夢の国に行く勇気が無い
・やれ、顔に立体感がないことに気付いた朝
・やれ、その日の「めざましテレビ」にムカついた
・やれ、「今日のうらないカウントダウン」が最下位だった
・やれ、「今日のワンコ」がかわいくなかった
・やれ、「今日のワンコ」に猫が出てきたが出演者の誰もツっこんで無かった
・やれ、どう見ても猫だった
・えっ、フェレット?
・やれ、最近お告げがない
・やれ、トレード待ち
・寝不足

 一番下の理由なら、ますます理不尽だね。



 あの大阪での池田小学校での事件の後、文部科学省が全国の小学校に警備強化の指示を通達しても、最近17歳の少年によってまた小学校で殺傷事件が起きたばかりだ。
 警官の定期的な循環を始め、これからはプロの警備員を各学校に置くことになるそうな。学校の校門付近に「セコム」のシールなどが貼られることになるのかしら。

 大学なんかだと門の付近に一応飾り程度の警備員とかいるけど、そもそも大学なんかより小学校にこそ鼻っからそういう人間の配備が必要だった気がする。何事も後になってからでは遅いけども、大学生と小学生じゃ明らかに被害者になりやすいのは後者だ。どっちかというと大学生は加害者にも成りうる可能性も秘めている、集団痴漢とかね。

 そういえば、大学生のときにうちの大学に不審者が入り込み、学内を大学側の人間が追い掛け回すという捕り物があった。目の前を走り抜ける白いジャージの男・・・、記憶に残っている。速かったなあ、あいつ。



 結局は子供みたいな大人が増えたんだよね。
 常識が通用しないんじゃ、子供たちは一体何を学んでいることになるんだろう。人間として生を受けてからこの社会に適応するため勉強しているのに、それを覆すような大人がいる。理不尽だな。

 確かに憎らしい子供なんかいるけれども、いや本当にいるけども、叱咤など間違いを呈する以外に、自分の感情に任せて子供に暴力を振るうのは明らかに間違っている。その力の差は絶対的なものがあるし、暴力を受けた子供は脅えからまた自分より弱い者を探してしまう。根付いた恐怖がまた新たな暴力を生む、その子が大人になってからも。

 子供じゃ子供は守れない。大人が子供を守ってあげなきゃ。



 でも、

 「ムシキングのカード買ってよー!レアなのが次出るかもしれないしさー。」

 とか自分の子供に言われたらシバくかもしれない。


 まだ当分、自分の子なんて出来ないと思うけど。いつになってもカード物とか流行ってるんだろうな。



 にしても「理不尽、理不尽」よく言ってしまった。






 ちょっと気になって、まあ何が来るんだろうと「子供」でGoogleで検索してみたところ、一番上には「ふるさと子供グラフィティ」というサイトが出てきた。

 「ふるさと子供グラフィティ」か・・・。



 「子供ポルノグラフィティ」とかいうサイトなんかじゃなくて良かった。



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 本当に不謹慎なんだけど、ニュースの記事の一部を・・・

『----15日午前7時50分ごろ、福島市丸子漆方の市道で、登校中の同市立鎌田小2年の男児(8つ)が、通りかかった若い男に「うるさい」とあいさつしたところ、男は「おはようございます」などと怒鳴り、いきなり頭を素手で殴られた。男はそのまま立ち去った。 ----』

 ってセリフを入れ替えてみたら笑ってしまった。いや、ほんと、不謹慎だけどね。想像は自由じゃない?


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夢のチョコレート工場



 mixiなり他の日記サイトなりを何かしら見て回っても、14日辺りの話はバレンタインの話題がよく上っていた。どこを見てもチョコ・チョコ・チョコ。聖バレンタイン神父も天国で喜んでいるに違いない。

 かく言う私もチョコレートをありがたく頂いた。嬉しい限りだ。



 企業もパティシエも決戦の聖バレンタインズディのために、在らぬ限りの企画と技量のチョコレートを生み出していた。ここで変なチョコレートを一点一点取り上げるのは話が長くなるので止めといて、それはまるで特攻隊が「お国のために!」と潔く見事散ってなんぼの精神でぶつかったかのように、彼らも「おチョコのために!」、・・・いいや正確には「お金のために!」と多数のチョコが巷に溢れていた。


 でもね、15日になるとどうだろう。見事に彼らチョコレート全員が男性たちの腹の中に散って行っただろうか?

 ノン。

 デパチカや洋菓子店は14日の夜には処分なりして明日からはいつもの洋菓子でウインドウを埋めればいいだけの話だが、スーパーなり小売店で置かれている既製品のチョコレートたちは、「夢の後」じゃないけど「仕入れの後」なので、15日になろうがその醜態は残ったままだ。

 昨日までの勇姿は15日からは無い。

 14日付近まで、如いて言えばチョコレート株は上昇の一途を辿る。だがしかしだ、15日を区切りにその暴落たるや雲伝の差がある。
 昨日ギリギリまで、チョコ・チョコ・チョコと言われていた人気者のチョコレートたちは、15日からはまるでドーピング発覚後のスポーツ選手、覚せい剤使用がバレた芸能人のように人気はガタ落ち。


 そして、たいていのバレンタイン用のチョコたちは屈辱ともとれる半額の値札を貼られてしまう。

 彼らに365日もつだけの添加物が混入されていれば、こうはならなかったかもしれないけどね(笑)。
 帰りの分の燃料持っていなかった彼らから声が聞こえる。「生き残って恥ずかしいであります。」


 まあまあ、いいじゃない。
 捨てる神あれば拾う神ありだよ。






 というわけで私が拾う。






 前置きが非常に長くなってしまったが、私はチョコレートが好きだ。かなり好物の類に入る。
 甘党に属する族議員の一人だ。しかしアンコなり和系統の菓子があまり得意では無いので、甘党の中ではあまりいい働きをしない。国会でもチョコを食べながら寝る口だ。

 15日を区切りに半額になってしまったチョコたちをかなり見かける。拾いましょう。拾って差し上げましょう。「こちらにおいで!」と手をかざすのだ。
 まあ普段から見かける有名メーカーの板チョコなりの類のものは置いといて、狙いは半額になってしまった高級チョコだ。

 いったい駄菓子屋やコンビニで売られているチョコレートたちと何が違うのか分からないが、彼らは何かしら英文字の書かれた重々しい箱に収まっている。しかも一人一部屋で仕切られているのだ。なんたる優遇。
 やれ一人は昼間からウイスキーを含んでいるもの、かといえばチェリーを大口いっぱいに含んだものまでその容姿たるや、手軽に一口では食べてはいけないかのよう。
 しかしだ、15日からは高級官僚もただのぺーぺーだ。


 一口で食ってやる。


 まあ高級チョコへの悔恨の思いは置いといて・・・。



 男のクセにチョコレート好きだと、なんだか世間体を考えると何処か抵抗がある。

 いくら、
・チョコレートのポリフェノールは動脈硬化予防があるんだど。
・カカオ豆の香り成分テオブロミンは脳の活性化作用があるんだど。
・ナイアシンには肌荒れ予防にも効果があるんだど。
・寝る前に食べると安眠効果があるんだど、でも歯を磨けよ。

 んでもって、
・えーっと、昔はチョコレート一欠片で奴隷が買えたんだど。
・黒いダイヤって呼ばれてたときもあるんだど。
・財布の小銭入れに入れておくとお金が貯まるんだど。
・節分には玄関先に飾ると鬼が来ないんだど。
・なんなら大豆よりチョコボールを鬼に投げるんだど。
・東北には「ナマハゲ祭り」ならぬ、「生チョコ祭り」っていうのがあって、鬼の格好をした奴が「溶けかけたチョコはいねがあ!!」って家を訪問してまわるんだど。
・ほらジョニーディップの新しい出演映画だって「夢のチョコレート工場」じゃないか!

 と己のチョコ好きを弁護する縦を立ててみても虚しいだけ。
 上記の「んでもって」の後、ジョニーディップの話以外は当然嘘だ。信じる人は勝手に言いふらして下さい。貴方の信用度が落ちても私は責任を取れないよ。


 好きなものには理由なんかない。理由なんていつも後付けじゃないか。今日もポケットにチョコレートが勝手に入っている。勝手にな。
 



 どれくらい好きかって、こないだ京橋の明治製菓本社ビルに行って来た。別に日ごろの感謝の気持ちを込めて花束なんか抱えては行っていない。いや、むしろ感謝されるのはこちら側なのでは?


 その話はまたどこかで。だって今日の日記かなり長文になってしまっているからね、あんまりダラダラ長くなっても読みづらいでしょ、日記だからって好き勝手書いていいわけじゃない。


 明治製菓のビルのショーウインドにあった香取慎吾氏の写真をUPしときます。

 「生チョコ祭り」の様子を巧みに表していました。





ぷるん ぷるん

 

 朝方五時前くらいにやや強めの地震があった。

 相変わらず起きていたので、当初はいつもの地震かなと思っていたら、ちと長い。

 開いていたノートパソコンの薄いモニターがぷるんぷるん揺れている。
 薄型液晶テレビもかくんかくん揺れている。

 「結構、来てる?」

 と思い、揺れている部屋の中を駆け抜けて、玄関のドアを開けておいた。
 というのも住んでいるのが古いマンションのため、揺れによって建てつけが悪くなって、いざというときにドアが開かなくなっては困るからだ。
 京都にいた頃のマンションとは質も建築年数もレベルが違う。
 でも京都のマンションの方が住んでいた階数が高かったため、同じ震度でも今日のよりよく揺れていただろう。高い建物はよく揺れてもらわないと困る。
 今住んでいるマンションは低いので揺れてもらっては困る。
 どっちにしても困りーなわけだ。

 
 揺れが収まって部屋を見てみると、積み上げられていた雑誌たちはビクともしていなかったが、CDのお山は雪崩れてらした。横揺れだったしね。
 電子レンジも初めての一人歩きをしていた。


 それにしても薄型の物って、いざってときにかなり揺れるね。「僕も連れて逃げて!」って主張しているかのよう。


 ガムテ・・・。




*★.。*☆*.。*★*★.。..*☆*.。.*★..*..★.。*☆*.。*★..*..★.。*☆*.。*★..*.★.。*☆*.。*★


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広島の森本さんからのプレゼント



 本日、ある荷物が届いた。

 ことの始まりは、先週に私が契約しているケータイ会社のボーダフォンに電話したことに始まる。
 私のメインのケータイは数年間機種変更していないので、その間にボーダフォンのポイントが5000ポイント近く貯まっている。どうして機種変をしないかは重い話になるので置いといて、機種変したいときはもう一台仕事用のケータイを持っているのでそちらを機種変すればいいこと。


 しかし行き場の無い貯蓄ポイント。保有してても仕方無い、宝の持ち腐れだ・・・。
 と、毎月送られてくる明細票を眺めながら、ずっとそう思っていたところ、最近のボーダフォンの案内によれば、ポイント交換にて保有している携帯の新しいバッテリーや充電器を送ってくれるという。

 確かに数年使っているとリチウム電池は劣化して来て本来の力を発揮出来ないばかりか、たんまり時間をかけて充電してみても数時間後には「おら、もう腹減った。もうすぐしたら消えるけど、そこんとこよろしく!」といわんばかりに、充電がすぐ無くなる。
 電池式の携帯充電機がご同行しなければ、我ケータイは一日もたない。

 ケータイを補うためさらに携帯が要る現状。


 さすがにこれは不便過ぎる。かといって機種変もしたくないので、さっそくその使い道の無いポイントに一つの光を照らしてみようと、ボーダフォンに「新しいバッテリー下さいな。」とこちらの旨を伝えるべく電話したのであります。

 一度電話すると、工場につなぎ直すとのこと。しかしながら夕方時は混雑していたのか、後ほど工場担当者から掛け直してくれるという。
 そして小一時間ほどしてから女性から電話がかかり「お送りします。」と、ただし二週間ぐらいかかりますけど了承して下さいなとのこと。まあいいか。やけに電話越しの女性は「お忙しいときにすいません。」と言っていた。数えていたんだが五分も無かった会話中に「お忙しいところすいません。」を八回程使っていた。
 こちらこそ「お忙しくなくてすいません。」と恐縮してしまいそうになるところだ。



 それが先週。



 で今日来た。

 二週間というのは数日のことだったらしい。



 来た箱を開けてみると、どうもバッテリーに対して10倍ぐらい箱が大きいことに気付いた。しかもなぜか広島から来ていた。まるで広島から上京して来た子が、上京第一の住処として30畳ぐらいの部屋を借りてみたような感じだ。身分相応の箱があったはずだ、全くこの子には合っていない。

 箱内が広すぎてクッションとしての梱包材も全く意味が無い。
 
 包んでもいないし、全く当たってもいない。

 なんなら「なぜだか一緒に付いて来てしまいました。」という感じがある。


 そして箱の伝票に書かれていた問合せ先を見てみると、「広島店 森本」とある。
 広島の森本さんが東京の森本にプレゼントをくれたわけだ。

 ありがとう、森本さん。

 でも今度はせめてクッションの梱包材に包んでね。
 ポイントはまだどえりゃーあるので、また何かもらおうかな。




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朝焼けサンシャイン



 徹夜明け早朝の電車に乗り家路へ、車内は「肉体はあるけどくたばってます」といった人ばかりで構成されていた。今からお出かけor出勤という人もチラホラ。
 朝日の強い陽が車内に入ってくる。ちょうど朝日に向かう感じの席に座っていたためとてもまぶしい。
 私の一日は終わったはずなのに、なんだか世界はこれから新たな一日が始まるんだなと思ったら、疲れた心と体に少しだけ清々しいものが湧いてきた。
 朝日の当たる電車に揺られながら変なこと思っただけよ。


 帰りに松屋でチキンカレー食っただ。そういえば我サイトの一コーナーの「カレーですか?ここですよ」を夏以来更新してないな。なんやかんや言いながら文章書くのは好きなんだけどカレーの話が浮かばない・・・。あれ評判良かったんでなんとか更新しよう。
 それと偽造500円玉の氾濫で、松屋の自販機は500円玉使用禁止になっていた。造幣局の最終手段は500円玉の造幣中止だそうな、それは避けてもらいたい。果たして世界で一番高価な硬貨の500円玉の行方は?

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 家に帰ると「家族のためのパパごはん」という番組をやっていた。
 若いパパが先生に手ほどきを受けた後、家族においしい料理をふるまうという切羽詰ったような企画のその番組。一瞬、ケーブル?かと思ったけど、なんとフジテレビ。
 何やってんだ?
 若いパパが先生の一言一言に「なるほど!」とか言ってる。やりたくてやってるわけでもなかろうに、演技のかかった頷き&相槌にパパの新たな一面がキラリ★。役者やのう。
 家族サービスも大変ね。
 私が見た回ではママさんがパパさんに100点あげてた。

 朝から何観てんだか。


 CMに懐かしいペンギンキャラが復活していて尚驚いた。
 松田聖子からSAYAKAにバトンタッチしているところも心憎いね。

 http://www.kinkan.co.jp/kinkancm/sayakanodoame.htm




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